
久しぶりに熱中した小説。金曜日に読み始めたのだが、それぞれの登場人物が描かれていく前半はゆっくり、章の終わりには本を一旦置いて、家事やってという余裕があった。でも翌日、3分の1過ぎた頃から止まらなくなってしまった。
元外交官の目から綴る小説はファンタジーと言ってしまうには描写が細かく、リアル。1989年、中華人民共和国の辺境の町ウルムチで起こる事件から故郷を追われる兄妹を中心に、アフガニスタン、米国同時多発テロ、そして中国の今と物語りは進んでいく。未だ歴史とはいえない、現在も起こっている事象。考えさせられることは多い。
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