1/02/2011

ダンジネス蟹を家で食べる

12月某日ダンジネス蟹を購入しに、ハーフムーンベイのPillar Point Harborへ行ってきました。今シーズンは蟹運が良く、11月15日の商業漁解禁以来、良いペースで食べられているんですが、何よりもお肉を食べなくなった夫が、味覚が変わったのか蟹好きになったことが大きいです。 

92号で西にやってくると、5分程度北上。1号線沿いにあるここピラーポイント・ハーバーの桟橋では漁船から直接魚や蟹が購入できるとあって、週末の朝はとっても賑わっています。仲介なしで購入できるので、レストランなどの業者さんも見かけます。そして蟹を大量買いする中国人も多いです。(食に対するあくなき好奇心と数によるパワーを感じます)


まずはハーバーマスター前の掲示板でどこで何を売っているかをチェック。


昔、横浜の金沢区にある横浜ベイサイドマリーナに良く行っていたので、なんだか懐かしい光景。ベイサイドマリーナは高級クルーザーやヨットが多くてお洒落な感じですが、こちらは漁船中心。食べ物に直結しているという点では漁船のほうが親近感がわきます。


”LIVE CRAB”などのバナーを掲げているところを目指します。


ひときわ賑わっているエリアを発見。良く見たら地元の学生がフィールドトリップでやってきているようで、船長さんに蟹について質問していました。


もともと2杯しか買う予定がなかったんですが、水槽で泳ぐ活きの良い蟹を見て、テンションがあがりました。

「3杯・・・いや、4杯お願いします」と注文。
偶数にしないと夫と私の間で醜い戦いが起きてしまいます。


今回のお値段は$3.5/lbsでした。前日にWHOLE FOODSでみた茹で蟹が$5.99/lbsだったのでお得感があります。 4杯の蟹 7.5lbs ( 3.4 kg)で $26。この日はクーラーボックス持参で行ったので$2引いてくれました。 クーラボックスがなくても、ビニール袋を2重にしたものに入れてくれますが、蟹の出っ張りなどで水漏れの恐れがあるので、容器持参がオススメです。

7.5lbs x $3.5 - $2 = $24



クーラーボックスの中でもまだまだ元気な蟹達。でもよーく見ると足が1本落ちている蟹がいます。

蟹は敵から身を守るため、自らの足を切り離す自切(じせつ)という機能を持っています。活きが良いものほどその可能性が高いです。これを防ぐためには蟹の口部分をまな板などに打ち付けて脳震盪を起こさせると良いらしいです。ひぃ~、なんと残酷な!ってこれからすることを考えるとそれ以上のことが待っていますけどね。

足が落ちてしまった蟹を茹でると、その部分から蟹味噌などが流れ出やすくなりますよ。注意ですね。(対策は蒸す、もしくは焼く。味は焼く> 蒸す> 茹でるの順番だそう。なるほど、だからThanh Long/Crustaceanはローストしているのか!)


蟹をつかむのに非常に役立ったのが、牡蠣を剥くときに用に買い求めた熱いゴムコーティングされた軍手。活きが良い蟹が相手だと本当に便利でした。


♪蒸し蟹♪

20分蒸します
(6.5QT の鍋でようやく1杯がすっぽり収まるぐらいでした。)


♪茹で蟹♪

茹で時間15分 



ピア39のクラブスタンドのお兄さんよろしく、夫が食べやすいように解体していきます。料理用の木槌も使って、殻にもヒビを入れていきます。

こちら蒸し蟹。味噌がしっかり残っています。蟹肉もこちらの方が味が濃厚にしあがりました。自切対策としても蒸す方が良いですね。


茹で蟹は蒸しと比べて水っぽい感じがします。


2バージョンを食べ比べして落ち着いたら、黙々と殻剥き作業に没頭・・・


蟹肉と味噌をよーく混ぜて、〆のお楽しみの準備をします。


蟹味噌チャーハンを作りました。塩気は蟹から十分でるので、風味付けの醤油をほんの少し、食べる直前に黒胡椒をひいていただきました。 濃厚な味で大変美味しかったです。


そして、結論。新鮮な蟹は蒸すに限る!!




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